乳酸は疲労物質?
よく運動したあとに「疲れた〜、めっちゃ乳酸が溜まってる・・・」
などと口にしたことはないでしょうか?
・・・ないですよね。
しかし、乳酸=疲労物質 というのは一般的な認識です。
乳酸というのは、解糖系と呼ばれる糖からエネルギーを作り出す時に生じます。そのため、疲労していくと血中に溜まっていくので「疲労物質」というレッテルを貼られてしまいました。
しかし、乳酸は赤筋という持久系の筋肉に運ばれ、エネルギー源として利用されます。
乳酸→ピルピン酸という「クエン酸回路」でエネルギーが生成されます。
その作用に必要なのが、「クエン酸」と「ビタミンB群」です。
つまり、解糖系でつくられた乳酸を再びエネルギー源とするには、
・持久系の筋(赤筋)の量を多くする
・呼吸をしっかりする(クエン酸回路は有酸素系の回路)
・クエン酸、ビタミンをしっかり摂る
ということになります。
汗をかくと水溶性ビタミンは溶け出してしまうので、スポーツ中の水分補給とともに、ビタミン補給も必須になります。